チャルゲの視点

航空宇宙工学を学んで,畑違いの営業マンになった男が日々思うことをつぶやきます.

工学部の推薦を使った就活とは?

チャルゲです.

僕は大学で工学部に所属しているのですが,工学部の就活ってどんな風に行われるか一般的に詳しく知られていないように思います.

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推薦で行くみたいな感じの認識はあると思うのですが,あまりそれって本質ではないように思います.

なので今回は工学部の就活について解説したいと思います.

スケジュール

秋ごろ

冬のインターンの募集時期に合わせて始動が早い会社はリクルーターが来て,学生を確保しようとしてきます.

こういう説明会があるから来ませんかという案内が来て,興味がある人は参加します.

ただこの時点では,みんな就活モードではないのであまり参加しません.

ただ,このような機会に触れることで,この時期から就活に対する意識が高まる人が多いようです.

春ごろ

就活解禁前の2月頃になると,学科LINEで先輩社会人たちから会社説明会の案内が回ってきます.

「〇月〇日の〇時から〇〇会議室で会社説明会するので,ぜひ来てくださいね」みたいなメッセージが共有され,たいていは授業を行う教室でリクルーターの方に企業紹介をしていただく場合が多いです.

特に2月以降はこのような説明会がたくさん行われ,就職希望のM1,B3(MはMasterで修士,BはBachelor学士)で興味がある場合は説明を聞きに行くという感じです.

この説明会で本当に御社に興味がありますというように社員さんにお話する学生がいると,個別の打ち合わせが始まります.

この説明会の後には夕ご飯に一緒に連れて行ってくれたりするので,下宿をしている学生は夕食代が浮いて少し得をすることができます.

就活本番

就活本番時期になると,本格的に推薦の枠を誰にしようかという話になってきます.

春ごろの説明会で誰がどの企業に興味があるか分かっていますが,ここで学科LINEでアンケートを取ります.このアンケートで行きたい企業が被った場合,推薦の取り合いが起こります.

この推薦枠の取り合いについては成績で決まる場合もありますが,基本話し合いです.

誰が一番行きたいかを話し合って決めます.

決まらない場合は教授を交えたり,リクルーターを交えたりしてさらに話し合いが続きます.

大体これだけ話し合いをすると決まるのですが,それでも決まらない場合は全員面接に送り込んで会社の面接で選ばれる人を決めるということもあるそうです.

ただし,めったに希望が被ることはなく,平穏に決まることの方が多いです.

もしここで,推薦が余った場合は他の学科に回す場合が多いです.例えば,自動車メーカーの推薦が定員に達しなかったら電気専攻の学科に渡すというような感じです.

このようにして人気企業の求人は6月が終わるころにはすべて埋まります.

院試後

9割以上の大学で8月頃に院試が行われるのですが,残念なことにここで落ちてしまい,就職という進路になる人が毎年一定数います.

その人たちは院試を受けるだけあって,技術職に興味がある人たちなので,自由応募は選択せずに大学の推薦を使って技術系企業に行こうとします.

この時期には8割以上の企業は募集を締め切っているので,なかなか大手企業の推薦は残っていませんが,魅力的な企業があった場合は推薦をもらって就職していきます.

魅力を感じる企業がない場合は,就活浪人という形を取って次年度に備えます.

院試に落ちた人の中で就職するのは1人か2人で,ほとんどの人が留年を選ぶという事実から院試後の就活がいかに難しいかが分かると思います.

リクルーター

スケジュールは上のような感じなのですが,そのほとんどに絡んでくるのがリクルーターです.

推薦を出す各大学に2,3人派遣される採用を受け持つ社員で,自分の大学の卒業生であることが多いです.(他の学科の卒業生であることもあるが,学科が同じ場合が多い)

いくつかの企業は彼らとの面談をしないと推薦を受けることができないので,彼らと良い関係を築くことは非常に重要です.

それ以前にエントリーシートの書き方や志望動機の作り方など手伝ってくれたりします.他にもリクルーター経由限定のイベントとかにも誘っていくれるので本当に大事です.

面接

ここが一番知っておいてほしいのですが,昔と違って今は推薦を使って就活しても面接で落ちるということが増えてきています.

学生がどんな人物かを知る通常の面接や技術面接(自分の研究を20分くらいでプレゼン)が行われるのですが,案外落とされます.

推薦と言っても通常のエントリーシートと一次面接が免除されているという形であるだけな場合が多く,そのあとの二次面接や三次面接は他の学生と同じように受けることになります.

ご存知だと思いますが,二次面接や三次面接は半数以上の学生が落ちる面接です.

推薦を持っていたとしても,そこをくぐり抜けられずに落ちる人はいっぱいいます.

もちろん自由応募を使って再チャレンジすることはできないので,第一志望が残念な結果になるとかなり落ち込みます.

落ちた場合は他の企業の推薦をもらい直して,就活を続行することになります.

まとめ

工学部の推薦を使った就活についてまとめました.

昔は推薦をもらえば楽勝だった工学部の就活も最近は以前ほど楽ではありません

教授曰く推薦で審査せずに受け入れていたら,使えないやつが多く混じっていたので最近は厳しめに審査しているとのこと.

当たり前ですが,身を引き締めないといけませんね.

工学部の学生は推薦があるからといって安心せず,緊張感をもって就職活動に臨むと良い結果が得られると思います.

ほどほどに頑張りましょう!